サワディーカ〜
バンコクには沢山病院がありますが、駐在ではない我が家は会社が保証してくれるものではないので、病院=お金がかかってヒヤヒヤする場所です。
サミティベート病院で出産し、生後5〜6ヶ月くらいまではサミティベ一筋でした。
医療費が高額以外はなんの不満もなかったです。
飛行機にDrなしで搭乗できるぎりぎり妊娠34週まで看護師として日本で働き、退職後すぐにタイ入りした私(笑)
臨月間近で、初めての海外生活、物価もいまいち分からない私は、サミティベが高いと言われる意味が分かりませんでした。
サミティベの出産パッケージが当時日本円で約42万円だったので、無痛で42万円安いじゃんくらいの感覚…
しかし出産してから間もなく子供のワクチン接種が始まり気づいたのだ…
ワクチン高っけ…パッケージで購入したのにドクター代に針代は全て毎度別で請求される仕組み。
どんだけ〜と。
おっおう、仕方ないよね、海外だからなんて思ってたけど、手術や入院もしてないのに高すぎる医療費。
ある日怪我をして頭から血を流した私は、サミティベへ向かう車内でふと冷静になった。
「風邪で数万円かかるんだから縫わないとダメな怪我はやばいんじゃね?」と。
サミティベよりは割安なカミリアンと友人から聞いて、カミリアン病院へ目的地変更。
その日を境に我が家は全てカミリアン病院一択で生活しています。
高いけど心配だからサミティベ…と口を揃えてママ達が言うのを聞いていますが、前職看護師の私的にカミリアンで問題なかった理由をまとめてみようと思います!

目次
カミリアン病院ってどうなの?
ズバリ、医療費はセレブ病院より遥かに安くて医療レベルは日本と比べたらきりがないですが、ほとんど大差なし!
細かく言ったら怪我をして受診すると消毒を毎日する治療方針なのが、日本で看護師をしていた私からすると、ちょっと昔の日本みたい?!って思うくらい。
水道水が飲めるほど綺麗ではないから、日本の様に消毒はしないでしっかり水道水で洗ってればOKみたいにはいかないお国柄の衛生レベルの問題から来ているのか?と、真相は闇の中ですが…
なのでセレブ病院とも医療の質自体は大差はないと個人的に思っています。
セレブ感や、スタバにパン屋さん、充実した施設サービスも求める方にはおすすめではないですが(汗)
カミリアンはセブンの販売機があります。

水は無料!

インフルエンザのワクチンなどもサミティベと同じ製薬会社のワクチンでした。
インフルエンザワクチンとドクター代、看護師サービス代全て込みで、900バーツ!

コミコミ価格がセレブ病院しか知らなかった私からするとお得でありがたいです。
安いと処方薬にやばい薬を使ってるのかと色々不安になりましたが、ほとんど変わりなし。
風邪はどこもレントゲンや処方くらいなので腕試しをどこでみるかは難しいですが…
私は頭から流血して、しかも顔の一部でもあるおでこまでぱっくり怪我しました。
美容外科、皮膚科で傷跡で悩んでる患者さんを思い出し、私も縫い跡で泣くのかなと…
安い病院よりやっぱ高い病院の方が上手に縫ってくれるんじゃないか…とかすっかり素人思考になって不安になった私(笑)
しかし、ここは海外で駐在でもない我が家は医療費は会社持ちでもなく、日本へ帰国したら払い戻しがあるわけでもない…
コロナ真っ只中で経済的余裕もないから腹を括りました…
そしてタイ語も英語もままならない私は夫に通訳をしてもらい、とにかく跡になりたくないから綺麗に縫ってとお願いしました。
すると看護師さんが、顔の外科の先生が来るから大丈夫だよ〜と。
救急で事故で運ばれてくる患者さんも多数、スタッフもテキパキと救急スタッフのスピード感を体験して、呆気にとられながらもこのヴァイブスなら大丈夫っぽいと胸を撫で下ろしたのを覚えています。

14針縫ったので、完治までは数ヶ月かかりましたが、傷跡はほとんど自分じゃないと分からないまで綺麗に治りました。
毎日10日以上消毒に通院が大変で、髪も洗えないし辛かったですが、もう洗い流してもいいのでは?と日本のやり方をよぎりましたが、郷に入ったら郷に従うでタイのドクターの指示に従っていました。
細かく丁寧に縫ってくれた顔の外科ドクターに感謝感激雨嵐!
若くて英語も堪能でイケメンでした。
医療費はどのくらい?
保険加入があるかないかでは医療費の請求は異なるのでなんとも難しいですが、高級病院よりは安いというのは確かです。
サミティベで保険をつかい風邪で診察とレントゲンと処方で数万円かかったのがあったので、いくらカミリアンでも14針縫ったから、数万円かかるだろうなと覚悟していたら…
お会計でびっくりおったまげの無料!
ゼロですよ、14針救急で縫って。
しかも綺麗に。
10日間くらい消毒に通いましたがそれも会計なしの、無料。
傷跡をあまりにも気にする私に、顔の外科イケメン先生は、傷跡を綺麗にする美容ジェルを処方してくれました。
それは700バーツとかしたけど、今は怪我して1年が経ちますが本当に色味も残らず綺麗に完治しています。
保険加入していたからと、その保険の保証も高かったからかも!?とは思いましたが、元の医療費がやはり割安だからというのは間違いないです。
生まれて初めて娘が40℃の高熱が出た時は、コロナやRSを疑われ鼻グリグリ検査などと処方で、会計は100バーツとかでした。
コロナもついでにやっといたとのことで、多分、積極的検査ってやつでRSの検査代しか取られてなかったです。
カミリアンのドクターフィーはほとんど1000バーツが平均だそうで、ドクターフィー+処方と考えたら保険無しでも1500バーツ程度かもしれません。
カミリアンなら保険見直ししてランク下げてもマイペンライと思いランクを今年下げました。
割安といっても、日本の子供の医療費ゼロとか大人も3割負担でいいという超恵まれた医療事情に比べたら高いですけどね!
小児科はあるの?
先に娘の話をした通り小児科あります!
怪我の後に、受付で小児科があるか聞いてみるとあるよ〜と。
アトピーで、サミティベのパッチテストで卵の卵白や犬が出ていた娘。
カミリアンの小児科の先生は2人いて、アレルギーに強い先生が担当になり、アトピーやアレルギー、ワクチンや高熱が出た時も全てカミリアン病院の小児科にお世話になっています♪
鼻風邪程度なら我が家は病院にはかからず漢方と鼻水を小まめに吸引して養生します。
高熱の場合は、ドクターじゃないし初めての第一子でさすがに心配なので、病院へ行き必ず検査を受けてRSウイルスとか溶連菌とかじゃない事をチェックするようにしています。
何も怪しい病気でなくただの風邪と診断されたら、我が家は抗生剤も咳止めシロップも、鼻水止めも使わず漢方と鼻水吸引を徹底して養生。
よくある風邪、つまりよく戦っていかなければならないウイルスや菌なのに、赤ちゃんの頃から抗生剤を使っていたら…
と、いう問題があるのでね。
生まれてからアレルギーは一歳になった時に、カミリアンで血液検査をしてもらい、医師の指示に従って治療しています。
これも日本とほとんど変わらないし、信頼して先生に任せています。
子供が1歳で今のところ入院は経験がありませんが、入院になった場合もカミリアンでいいかなぁと思っています。
小児科と産婦人科は同じ病棟でした。
外観のイメージとは違い、病棟は明るくてしっかり清潔感がありました。








病院の雰囲気やスタッフは?
カミリアン病院は見た目は古い建物に見えますが、清潔感はしっかりあって、設備に不安を覚えることはないです。

クリスチャン病院であり、スタッフもいつも明るくて、優しく声をかけてくれます。
子供は看護師さんからキーホルダーをいつのまにか貰っていたり、小児科の先生は子供が食べても美味しいビタミンのサプリをくれたりとにかく機械的でなく優しいです。
診察基準は日本と変わりないとしても、細かい説明がないと感じる方はいるかもしれません。
これはタイ特有のあるあるなので、しっかり質問すれば解決するのでご安心を。
日本語通訳さんはいるの?
「カミリアンはタイ語しか通じないから大変」が噂だったのが、英語でもOK
ドクターは英語ペラペラ、看護師さんや受付のスタッフもほとんど英語話せる印象。
そして、現在は日本人の通訳さんがなんと現在いらっしゃいます!

日本人コーディネーター兼、通訳の恩田さんです。
恩田さんとの出会いは、階段から落ちて頭を強打し、足を怪我した時にカミリアンへ駆け込み、案の定言葉の壁にぶつかりGoogle翻訳で伝えられても、すべて言われている事が理解出来ず困り果てているところに、日本人スタッフが「どうなさいましたか?」と…
その声をかけてくれたのが恩田さんでした!
恩田さんは、日本語通訳と言っても医療機関で働くのは初めてなので…とおっしゃっていましたが、恩田さんのおかげでスムーズに診察や検査を終える事ができて本当に救われて有り難かったです。
それから、夫が同伴じゃないと受付や先生に聞けなかったことも、恩田さんにお願いして診断書の請求をしたり色々とお世話になっています。
待合室の片隅に恩田さん専用のデスクがあって、日本の国旗が目印なので、我が家のようなセレブ病院みたいな高い診療代やサービス料は抑えたい方で、普通に診察と検査、処方もらえたらマイペンライって方はおすすめなので恩田さんまで〜

私はカミリアンの回し者でもなく、通訳の恩田さんに助けてもらい同じような境遇の日本人の方がいたら是非カミリアンを利用してほしいと思ったからです。
医療レベルは今の私の14針縫った受診歴と娘のアレルギーやワクチン、風邪などでは問題なし、医療費はセレブ病院より遥かに安くて、日本人の恩田さんという優しい通訳スタッフもいらっしゃる。
これ以上何も望みません、我が家にはとってもありがたいです。
番外編
PCR検査&ワクチンについて
カミリアン病院は、新型コロナウイルスのRCR検査が出来るようです。
値段は4000バーツ。
ワクチンも接種可能で、モデルナ社のワクチンを使用してるとの事。
ワクチンの費用は3500バーツで1ヶ月2回だそうです。
コロナ病棟もできたみたいです。
先日体に火傷をして入院した時に聞きました〜
どんだけ怪我してんだよって自分で思いますが、厄年とか信じてませんでしたがさすがに厄年の文字が散らつきます(笑)
そこで、入院する時に血液検査で私はコロナチェックされましたが陰性でしたホッ。
カミリアンの入院食が美味しい!?
火傷のせいで痛みと熱で寝てばかりでしたが、カミリアン病院の病院食というか、入院食ですね、私は美味しかったです☆
1人でこんなご飯食べるなんて記憶にないので病院のご飯ですら嬉しくて写真を撮っておきました(笑)

ミートソースパスタにチキンステーキ2枚とボリューミーで美味しかったです。
体調が悪くて完食できませんでしたが、満足の入院食でした。
サミティベに出産で入院していた時も入院食美味しかったな〜
不味いとか聞いた事もあって、これのどこが不味いんだろと不思議に思いました。
お得な健康診断や人間ドックがあった
そんなこんなでサミティベで出産して産後に一度検診を受けただけで、怪我ばかりして血液検査や婦人科検診も全く無縁でもうすぐ2年が経とうとしています。
家にも引きこもりだし、甘いものはやめられないし、産後から子宮大丈夫かなとかこんな疲れやすいの産後だからとかじゃなく甲状腺ホルモンかなとか色々心配になることはある私。
それで恩田さんに聞いてみたらありました〜
カミリアンに一般的な健康診断から、日本でいう人間ドックの女性に特化したレディースドックが!!
一般検診はプロモーションで2000バーツ!

ラボがカミリアンにあるので、1時間もあれば全て結果がその日に分かるそうです。

カミリアンの検診パッケージの血液検査も全て当日結果が分かります。
人間ドックは一週間後とかに郵便で届いたりまた受診しなきゃいけないなど日本ではあるので、ありがたいですね。
女性31-39歳という健康診断パッケージがまさにレディースドックです!

写真を撮っただけなので見えずらくてすみません。
一般血液検査に、甲状腺ホルモン検査、便検査、卵巣癌、子宮癌などの血液検査(腫瘍マーカー)、子宮頸がんなどの細胞診(HPV)、マンモグラフィーに全腹部超音波検査までパーフェクトな内容で13,890バーツ!
日本円で約4万8千円くらい。
一見高いと思うのですが、これはかなり日本と比べたら安いです。
日本のレディースドックでスタンダード、プレミアムとかで言ったら、プレミアムな内容です。
大体レディースドックスタンダードで、6万円以上するのが普通。
プレミアムとかなると10万円はざらです。
これはセレブ病院でドックの値段調べたら新宿や渋谷とかの検診クリニックに行った方が安いなと諦めていましたが、カミリアンなら超安いから日本に帰らずプレミアムなドックやっちゃえると思いました。
2回目ですが、カミリアンの回し者でもなんでもございません。
そして、今なら(今年いっぱい?)血液検査や薬代がキャッシュだと10%割引、クレカだと5%割引になるスペシャルカードを発行できます!
恩田さんに割引カード発行希望を伝えたらどなたでも発行してくれるそうです。
パッケージじゃなくとも、ちょっとこの血糖値の数値血液検査で知りたいとか単体項目検査でも気軽に来院して検査できてしかもスペシャルカードがあればさらに割引…
お得すぎる…
胃カメラや大腸カメラもあったYO!

胃カメラ9000バーツ!よく日本人が行く病院やクリニックよりは割安ですね。
肝心なカメラは経口カメラで口からみたいです。
私は鼻からがいいな(汗)
胃・大腸カメラも毎日検査介助してたな…
懐かしい(遠い目)
そんな感じで、カミリアン病院について私が知ってる限りをまとめてみました〜
火傷で入院しその後一週間通院していましたが、火傷に関しては毎日消毒はやっぱりしないほうがいいなと個人の判断で通院はやめてしまいました(笑)
カミリアンだからではなく、タイの医療基準がやはり消毒は必須なのかもしれないです。
火傷は特にワセリンとラップで潤して治す湿潤療法が跡にならずに済みます。
なにより処置が痛くないのでそれを知りながら古典的な消毒と界面活性剤入りの軟骨処置で、日に日に皮膚がえぐれて、乾燥する度に茶色いカサブタや跡になっていく経過を自ら体験して、湿潤療法に切り替えました。
水道水が汚いなら?と、精製水で流してワセリン塗って自分で毎日お手当て中です(笑)
そんな感じで、タイの医療事情はなかなか分からないのでローカル寄りの病院は自分が気になるので、暇があったら色々聞き込み調査とかしてまとめてみようかな。
ではまた。